京暮らしの文化プロジェクト 京の五節句と年中行事 「重陽の節句」のご案内
※be京都で展示企画協力をさせていただきますプロジェクトのご紹介です。
be京都と上京区役所は歩いて5分程度の距離にございます。ぜひお立ち寄りいただければ幸いです。
なんとなんと、NHK WORLDさんから取材依頼もいただいており、
コロナ禍で葛藤しながら年中行事「重陽の節句」に奮闘する様子を描くというもの!
どきどきです!
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京暮らしの文化プロジェクト
京の五節句と年中行事 「重陽の節句」
展示期間:令和2年9月6日(日)~9月11日(金)午前9時~午後9時※9月6日のみ午後5時まで
於:上京区役所1階ロビー
「重陽(ちょうよう)の節句」は旧暦九月九日に行われた節句です。「菊の節句」「重九(ちょうく)の節句」「九月節句」「栗の節句」とも呼ばれています。「重陽」とは陽数(奇数)が重なるという意味です。
菊の効能により不老不死となった「菊慈童(きくじどう)」伝説や、九月九日に「茱萸嚢((しゅゆぶくろ)」を持ち「登高(とうこう)」して「菊酒」を飲んだところ災いが消えたという「桓景(かんけい)」の故事が中国より伝わり、菊は邪気を祓い延命長寿の霊力のある花とされました。
平安時代、宮中では延命長寿を祈り「菊花の宴」が催され、「菊酒」を飲み、「茱萸袋」を飾り、「着せ綿(きせわた)」を楽しみました。また、江戸時代には栽培し、品種改良した菊を鑑賞して歌を詠み合う「菊合せ」も行われました。
庶民も昭和初期までは「菊酒」を飲み「登高(高い山に登る)」し、ご馳走として「蒸し栗」や「栗ごはん」を食べる行事をしていました。病気の人のためには干した菊を詰めて「菊枕(きくまくら)」もつくったようです。
明治維新後、旧暦から新暦に変わり九月九日は菊の開花の時期とずれてしまい、「重陽の節句」を一般で楽しまれることは少なくなりましたが、京都では上賀茂神社(北区)、法輪寺(西京区)、市比賣神社(下京区)、車折神社(右京区)などで行事が今も続けられています。
暮らしの文化の継承や、新型コロナウイスる感染症の脅威が懸念される今、
菊の香で皆様方の「無病息災」「健康長寿」をお祈りするため、「重陽の節句展」を企画いたしました。
本事業は,令和2年度 文化庁文化芸術振興費補助金(地域文化財総合活用推進事業)の助成を受けて実施する「京都の地域文化財総合活用推進事業」の一部です。
主 催 京の暮らしの文化普及啓発実行委員会・上京ふれあいネット運営協議会
監 修 いけばな嵯峨御流 石川利佳甫
協 力 富坂綜絖店・手織り工房織り日和・みいやん商店・テラヲ貸物店・舞がさね・荒戸里也子・
花の春風・Art Gallery be京都
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