« 11/3 京都ちーびずリレーマルシェ トークイベント開催します! | トップページ | 第20回be京都ポストカードコレクション×第11回世界にたったひとつの灯り展 参加アーティスト決定 »

2016年11月 7日 (月)

京都ちーびず 生産者×アーティスト トークイベント開催 「黒谷和紙と綾部をしろう!」

11月3日(木・祝)、黒谷和紙を巡るちーびずリレーマルシェをギャラリーbe京都で開催致しました。

当初、単純に黒谷和紙さんのお話&販売会をと思っていました。
ですが、ちーびずと黒谷和紙のことを、もっと効果的に伝えることができる方法はないかと考え、
生産者側と和紙を表現活動に取り入れるアーティストが魅力を語りあう、パネルディスカッション風にすることにしました。

アーティスト代表は女性書道家の高岡亜衣先生。
実際に上賀茂神社でのアートプロジェクトで黒谷和紙に灯り作品や題字もかかれていたことを存じ上げており、
私が信頼のおけるアーティストの一人だったからです。

司会としてうまく引き出せるか緊張しつつも、結果として成功かつ新たなちーびずのステップを踏み出せたのではと小さな達成感があります。

トークイベント形式のリレーマルシェ

p1080366
(写真向かって右から 黒谷和紙協同組合理事長 林伸次様、岡田大希様、書道家高岡亜衣先生、ちーびず推進員岡元)

トークの構成は、

・ちーびずとは

・和紙ができるまで
 p1080372(映像を見ながら解説→現地の雰囲気や人のつながりを感じてよかった!)

・強さの秘訣
 p1080378(みんなで強度テスト→実際に試せてわかりやすかった!)

・手漉きにこだわる訳
 p1080381(手漉きでなければここにいないという林さんと岡田さんの思いに感動)

・実際使ってみて-アーティストの目線
 p1080420(使用感、海外からの視点→生の声がきけてよかった!)

・新しい挑戦-写真プリント紙としての開発
 p1080362(写真テスト確認・説明→興味津々!みんな共に開発に携わっている喜びで会場がひとつに)

・地域協力・綾部の魅力
 img_0819(黒谷和紙とともに育つ子供たち。岡田さんが生まれ育った綾部を語り参加者も応援したい気持ちになる)

・まとめ
 (正直、価格はやや高いが地域の協力とともにブランド力の高め黒谷和紙をみんなで応援しよう!)

・ちーたび紹介
 %e5%92%8c%e7%b4%99%e3%82%92%e6%89%8b%e6%bc%89%e3%81%8d%e3%81%97%e3%82%88%e3%81%86(ちょうど12月ちーたびがある!綾部にいってみたくなる)

 参加者の意見も取り入れながらと…いった感じで進めました。
以下ポイントを紹介していきます。

皮は紙に、木はインク。葉はお茶に。

p1080399

一見黒谷和紙で作ったカレンダー。ですが、実は地域で育てた楮の皮は和紙に、木の部分はインクに利用したカレンダーなのです。

p1080417

楮の葉は枯れてしまうため、パウチ加工して展示しました。
この葉はお茶に加工しているそうです。

楮を育てることで仕事を生み、雇用を生み出し、地域力が高まります。
私がずっと感じていたちーびずの壮大さ。
すでにスタートしていたのかもしれませんが、私の中で今回のリレーマルシェを通じて、黒谷和紙さんとのちーびず第一歩を踏み出せた気がします。

実験「強い紙を試す」

p1080378黒谷和紙と普通の用紙(カレンダー)をお配りし、実験。

p1080379ひっぱってみたり、破いてみたり。

p1080380左が黒谷和紙。右がカレンダー用紙。

切れ目がもそもそしているのは手漉き和紙の特徴で、コウゾの長い繊維です。
実際に手にとり実験してみると、よく分かります。

「コウゾはどれくらい大きくなるの?」と参加者から質問が。
今年は少し不作だったそうですが、大きくなると3メートルくらいの背の高さになるそうです。
アジサイのように株の枝を切って、そこからまた新しく伸びてくるそうです。

Photo Paperを開発する

p1080391

和紙に写真をプリントする…。簡単そうで実はすごく調節が必要です。
和紙は表面が繊維でケパケパしているので、給紙がうまく行きにくくプリンターにとってはやや辛いのが実情。

既存の黒谷和紙でプリントした後、開発を進めました。
黒谷和紙協同組合楮の配分を変えながら、生成りっぽいナチュラルカラーと白の2種類。

さらに写真愛好家が使いやすく、手漉き和紙の漉ける範囲での大きさ展開を3種。
何度も何度も椿の葉で表面をこするそうです。

p1080397

カメラ指導やカメラマン育成の他、企業様の販売促進などを手掛けるbe京都オーナー内山から紹介しました。
写真作品にとってふさわしい和紙の仮説を立てながら話を進め、「通常の写真プリントではしないくらいの粒子の粗さがかえって味になる」といった点や、
エンボス加工をする面白さなど和紙ならではの特色を解説しました。

p1080358

ギャラリースペースでは写真作品展が同時開催されており、和紙に行ったプリントは実際にこの日に展示されている作品から選びました。
見比べてみるとそれぞれの良さがよくわかります。
p1080420

書道家の高岡亜衣先生も京丹後宮津のお生まれ。
ふるさと丹後への愛が強く、丹後ちりめんに書道パフォーマンスを行うなど、メディアでも注目を集めている作家さんです。
トークイベント終了後、オール京都産で作品をつくりたいと思っており、すごく新しい作品が書きたくなった、わくわくした、と嬉しいお言葉を頂戴しました。

販売マルシェでは、
p1080384 熱心に紙サンプルをみてご検討いただいたり、

p1080408 実際に手に取って確かめたり。

p1080412 綾部から来てくれた司工業さんが

p1080424 その場でネームタグに名入れしてくれたり!

楽しくていっぱい作りました~◎
p1080365上林地鶏そぼろ丼は美味でした♪
京綾部ホテルさん、ありがとうございました。

p1080421完成した純米綾小町黒谷和紙ラベル付!
地元綾部の酒蔵、若宮酒造さんとのコラボ商品です。

p1080418床の間はランプ・クッション・紙布(しふ)でしつらえ。

p1080415人がつながって、後日、和紙に箔をひいてみることに!

p1080373 若手女性職人がつくるかわいい黒谷和紙商品も。

ご協力いただいたみなさま、ありがとうございました。

というわけで、私も黒谷和紙になりました(笑)。
p1080425 img_9103
普段の私の仕事風景を、以前主人が黒谷和紙に描いてくれたものです。見た目も気持ちも優しくなりますね。

新たな一歩

毎日新聞さん、FMいかるさんが取材に来てくださり、適度な緊張感とほど良いテンポで進めることができました。
春に開催された、応援カフェ「布の文化」をきっかけに、これまで「食」が中心だったちーびずに新たなステップが踏めたのではないかと自負しております。

黒谷和紙は伝統工芸を担う職人さんの平均年齢としてはとても珍しくなんと40代だとか。
若手育成に力を入れて来られた先代がおられるから。
だからこそ、可能性はまだまだあると思います。

12月にはちーたび「レトロな旧校舎で和紙を手漉きしよう!」が開催されます。
是非足を運んでみてはいかがでしょうか?

%e5%92%8c%e7%b4%99%e3%82%92%e6%89%8b%e6%bc%89%e3%81%8d%e3%81%97%e3%82%88%e3%81%86

« 11/3 京都ちーびずリレーマルシェ トークイベント開催します! | トップページ | 第20回be京都ポストカードコレクション×第11回世界にたったひとつの灯り展 参加アーティスト決定 »

「be京都」ギャラリー展示・イベント情報」カテゴリの記事

その他ご案内」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)


コメントは記事投稿者が公開するまで表示されません。



« 11/3 京都ちーびずリレーマルシェ トークイベント開催します! | トップページ | 第20回be京都ポストカードコレクション×第11回世界にたったひとつの灯り展 参加アーティスト決定 »