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2007年3月28日 (水)

京都新聞2007.3.27 福井志づ展

■京都新聞 全文http://www.kyoto-np.co.jp/article.php?mid=P2007032600081&genre=K1&area=K10

97歳の女性が初個展
上京の町家で「60の手習ひ」

新婚時代を過ごした町家での初個展を喜ぶ福井さん(京都市上京区・be京都)

 京都市左京区在住で97歳の福井志づさん(97)の初個展「60の手習ひ」が、京都市上京区新町通上立売上ルのギャラリー「be京都」で開かれている。築170年以上の旧家を改装したギャラリーは、福井さんが新婚時代を過ごした本家の町家。個展の知らせを聞いた親類が続々と訪れており、福井さんは「ご先祖様のお導き」と喜んでいる。

 福井さんは福井県小浜市出身。20代前半で道具商だった上京区の福井家に嫁いだ。朝食は前日供えた仏飯で済ませ、夜は日付が変わるまで針仕事をした。左京区に分家するまでの10年間はつらかったが、今では懐かしいという。

 福井さんは60代から水墨画と日本画を習い始めた。アマチュアの作品展で、4度の入賞経験がある。空き家になっていた本家の福井家がギャラリーとして生まれ変わる際、長男の妻康枝さん(67)が「最後の親孝行に」と個展を発案した。

 今年2月にオープンしたギャラリーは、柱やはりなどの骨組みはそのまま残してあり、欄間や書院造りの床の間も姿をとどめている。ただ、全体的に明るく開放的に様変わりした本家のたたずまいに、福井さんは「こんなにきれいになって」と目を細める。

 個展では、ツバキやコスモスなど本物に忠実に描いた静物画や、着物姿の自分を書き込んだ風景画約20点が、かつて花嫁道具や組み立てダンスを並べた2階に飾られている。福井さんは「しまいこんでいた絵を風に当てることができ、皆の心遣いに感謝しています」と話している。

 ギャラリーの岡元麻有館長(25)は「170年の歴史を土台に、ここから新しい芸術を発信していきたい」と張り切る。4月5日まで。金曜定休。

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